2011年10月25日火曜日

レッスンで使われる機体

ピークワンで使われるウルトラライトプレーンは
トライクと呼ばれる型でハンググライダーの翼に
プロペラ付胴体が釣り下がったような構造になっています。

ピークワンはトライクのメーカーでもありまして、
レッスンで使われるのはピークワン製、ツインスター。
ウルトラライト専用に開発された水平対向2気筒4サイクルエンジンを
搭載した二人乗りです。レッスン生は前部座席、教官は後部座席に乗ります。

離陸速度、巡航速度、着陸速度ともに約時速65キロ。
滑走を始めて速度が65キロに達すると否応なくふわりと
浮き上がります。上昇性能はすばらしく、すぐに
安全高度に達することができ、上空ではハング翼の
性能のおかげで非常に安定します。極言すれば
手を離していても安定して飛んでいます。

着陸は、機体の速度、高度、進入角度、機体の傾き
などなどとやたらチェックポイントが多く、これらの
ことのチェックがオートマチックにできるように
訓練されなければできるものではないのですが
いずれそれができるようになります。

着陸で一番大切なことは機速を65キロより落とさないこと。
時速65キロあるから浮いていられるのであって
たとえ高さ1メーターから落下しても衝撃はかなりの
ものですから接地までは機速65キロを保って浮いていないと
いけません。1年かけてここらへんのことを体に染み付かせるのです。

写真でもわかるように操縦席では体むき出し、360度の眺望が
ありますから、多くの人がこれに乗ると「まるでナウシカのメーヴェだ!」
という感想を言います。

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