2011年10月29日土曜日

どうやって運ぶ?

さて突然ですがトライクはどうやって運ぶと思いますか?
二通りの方法がありまして、まず写真1のように台車に乗せて
牽引すること。もうひとつは写真2のようにバンタイプの
車に積んでしまうという方法です。



双方一長一短がありまして、

まず牽引の場合の欠点を挙げると、牽引免許がいる。
運転がたいへん。SAに入ったときトラックの
駐車場所にしか駐車できない。コンビニも入れない場所が多い。
駐車しておくと子供にいたずらされる。
雨が降ったとき機体が濡れるのであわてていろいろしないといけない。
高速代もフェリー代も非常に高い。

次にバンの欠点を言うと
両脇に出ている後方車輪を外さないと入らない。プロペラを外さないと
入らない。約200キロある機体を荷台に上げる工夫がいる。
なんてことが挙げられます。

しかし総合的に見ると台車牽引よりもバンに積んだ方が勝っているのは明らかです。
台車のアドバンテージは積むのが簡単ということと、
走っていて「おー飛行機だ、飛行機運んでる!」と
誰もが感心してくれるの2点ですが、運転しているとみんな寄ってくるので
非常にあぶないと感じることが多いらしく、これはむしろ欠点かもしれないです。
なおハング翼は折りたたんで棒状にすることができるので車の屋根に積むのが一般的です。

ところでつまりトライクはバンに積めてしまうわけです。
トライクと言えば望めば数100キロ先まで行って帰ってくる
こともでき(エキストラタンクを搭載する必要があります)操縦は難しくなりますが
強風にもそれなりに耐えることができる性能を持っています。
これほどの性能を持った飛行機でありながら
バンに積めてしまうというのは世界でトライクしかありません。
ばーっとバンで乗りつけ、すばやく組み立て大空に飛びたつ。
まさに007ばりのことがトライクやっていると簡単に実現するのです。

しかしこれ本当のことで、トライク乗りは非常に機動性があります。
わたしもこの夏、トライクを積んだバンで
フェリーを使い北海道に渡り、広大な十勝平野の空を楽しみ、トライクを乗せた
バンをのざらし駐車して一度東京に戻り仕事して再び北海道で飛行して
フェリーで帰ってきました。

余談ですが、以前から冗談で
東京都民全員非難せよ!なんて場合、トライクで避難できるぞ。離陸場所は新宿御苑か明治神宮あたりがねらいめ、などと言っていましたが、
3.11で福島原発の重大事故がおき、冗談ではなくなりました。

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